遺産相続において相続人が複数いる場合には、話のまとめ役や率先してほかの共同相続人に連絡を取る役をする人が出てきます。また、共同相続人がその人の意見には一目置くような人もいるものです。そのような人が遺産相続におけるキーパーソンとなります。大人数での遺産分割協議は他の相続人の出方を探ったり、忙しくて参加できない人がいたりとまとめるのが難しくなりがちです。

特に亡くなった配偶者の兄弟姉妹が共同相続人となると遠慮があって、なかなか自分のペースで進めるのは難しくなります。そこで、キーパーソンの力をかりるのです。盆暮の付き合いの中でも、なんとなくこの人が場を仕切っているといった印象を受ける人がいますから、最初はその人をキーパーソンに選んで、後はその人に協力してもらって協議を進めることができれば、共同相続人も自然と協力体制になってきます。配偶者の兄弟姉妹の場合は、自分たちの兄弟姉妹の代表が遺産相続の話を進めてくれたほうが気分もいいものです。

共同相続人が兄弟姉妹関係であれば、長兄を頼りにするのが無難ですが、誰をキーパーソンとするかは日ごろの付き合いの中からなんとなく考えておくことも大事になります。ただし、キーパーソンとはあくまでも協力者です。全部を丸投げするのではなく、自分の希望を伝えて、どうしてそう希望するのかという説明はきちんとしておくことが必要になります。また、手続きに関しては相続する人が自分の負担で行うのが原則ですが、共同相続人についての書類や押印も必要になることが多いものです。

その点、キーパーソンやほかの共同相続人に負担がかからないように、自分から調べて伝えるようにします。

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